個人事業で開業。数十万円の売上でも申告をしたほうがよいのですか?
QUESTION
昨年末に個人事業で開業いたしました。昨年は一月にも満たない営業日数で、売上が数十万円でした。経費を差し引いてもプラスでした。そこで、確定申告について教えてください。白色です。
数十万円の売上でも申告をしたほうがよいのですか?
申告をすることでなにか不利になることや問題などが発生しますか?
【無料】事業計画作成サポートツールなら、3分で事業計画書が無料で作れます。さらに作成した事業計画書を先輩経営者と比較した順位も判定。要チェック!>>
ANSWER
申告義務を考えるにあたり収入がいくらまでなら・・・ という考え方はありません。 白色申告者の場合、 収入ー費用がプラスであり、 かつそのプラスが所得控除額(※)を超えるときは 申告義務があります。
※所得控除額は最低38万円はあり、配偶者や扶養親族の有無などで変わってきます。
ただ、開業前に給与などの収入があれば、まず申告義務があると見てよいでしょう。
<有利・不利>
申告義務がない場合は、所得が無いということですので ほとんどのケースで住民税もないことになります。 よって特別な有利・不利は発生しません。
申告義務が無い場合というのは申告しても税金が発生しない場合のことですので、申告しても損はしません。
今後も事業を続けていくのであれば練習も兼ねて申告してみてはいかがでしょうか?
また、青色申告には数々の特典(損失の繰越や65万円の特別控除など)がありますので、 事業をやるのであれば来年は青色申告にしたほうが良いと思います。 確定申告は最初は難しいと思いますが慣れれば簡単です。 事業内容の分析にもつながりますので、しっかり処理することをオススメいたします。