利用者に運営権を渡す際に注意することはなんですか?

執筆者:ドリームゲート事務局
公開日: 2022/12/15 

QUESTION

現在、自分が持っている建物の一室を多目的室として地域の方々に貸し出しています。現在は自分がオーナーとしてルール等を決めて運営しています。しかし、自分の本業が忙しく、運営していくのが大変に感じています。

そこで負担軽減のため、運営権をよく利用する常連さん数名に渡そうと思います。その際になにか注意する点はありますか?

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ANSWER その場合は意志決定を行う際に、オーナーが判断するのか、運営者が判断するのか、どちらに権限があるのか明確にしましょう。

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利用者が運営者になるケースで一番混乱が起きやすいのは、様々な意志決定を行う際に、オーナーが判断するのか、運営者が判断するのか、どちらに権限があるのかという点です。

現状のようにオーナーが運営を担っている場合、例えば新規の利用相談があっても、適切か適切でないか、自分自身で判断することが出来ているかと思います。もし明確な基準がない場合は、人が変わることで判断基準も変わってしまいます。

これは新規利用者の受け入れに限らず、トラブルへの対処方法、新しいアイデアなど、あらゆる点に共通します。そのため、「まとめ役」の方がどこからどこまでを担うのか、初期段階で明確にしておく必要があります。

また、まとめ役が1名ではなく複数の場合は、会議体による意志決定をする必要が生じますので、会議の運営方法、意志決定手続きについてしっかり確認しておく必要があります。

この質問に回答した専門家
長田 英史(おさだ てるちか)
NPO法人れんげ舎
場づくり支援
講演やコンサルティング・執筆活動を通して長年「場づくり®」の専門家としてチーム・組織づくりを支援する活動をしていらっしゃいます。音声メディアで配信している場づくりのノウハウは必聴です!
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